戦跡
芹崎(せりざき)防備衛所
要約 防備衛所 海峡や重要港湾への敵潜水艦の接近を探知するために、日本海軍は「防備衛所」と呼ばれる施設を重要な海峡や港湾の出入口に設置しました。潜水艦から発せられる音を感知する水中聴音機や、磁気を感知する磁気探知機を用 […]
成生(なりう)防備衛所(その3:探索結果 後編)
成生防備衛所の見張所(推定)、甲衛所、乙衛所、第一兵舎、烹炊所・浴室・便所、発電機室、境界石等の遺構を確認することができました。今回はこのうち、第一兵舎、烹炊所・浴室・便所、発電機室、境界石等の遺構についてご報告します。
基隆要塞大武崙山堡塁
台湾北部に設置された基隆要塞の大武崙山堡塁を探訪しました。遺構の状態は非常に良く、特に9糎加農の砲座の保存状況は素晴らしいです。堡塁を一周する通路には石垣で射垜が築かれ、要所には掩壕が設置されています。掩壕の遺構は、日本陸軍が設置した堡塁や砲台においては、他ではあまり見られないと思われます。
対馬南端神崎の海軍望楼
対馬南端の神崎には、明治期に設置された海軍望楼が現存し、レンガ造りの建物の外側にコンクリート造りの壁を付け加えるという、変わった構造をしています。
コンクリート部分の粗雑な作りや、隣接する神崎防備衛所が空襲に対する備えを進めていたことから、海軍望楼のコンクリート造りの外壁についても、大戦末期に空襲に対する備えとして、対弾性を強化することを目的に工事が行われたのではないか、と推測しました。
地図に記された「日本軍の大砲」
インドネシアのバリクパパンに四十口径八九式十二糎七高角砲の連装砲が残されていました。高角砲の南側は製油所があり、戦時中は日本海軍の第百二海軍燃料廠として運用されていました。高角砲は海軍第百二燃料廠を空襲から守るための防空砲台として設置されたと考えられます。
防備衛所の聴音所における壁や天井の「凹み」について
防備衛所における聴音所の壁や天井には、「凹み」がよく見られます。
由良崎防備衛所の聴音所の遺構から、この凹みは吸音材を壁や天井に取り付けるために設けられたと考えられました。
伊島防備衛所(その3:島中央部にある貯水池周辺の遺構②)
徳島県伊島にある伊島防備衛所を探索しました。遺構は伊島灯台周辺及び島中央部にある貯水池周辺で確認することができました。
島中央部にある貯水池周辺では、水槽、井戸、発電機室、油庫、境界石、壕口(3か所)、コンクリート壁、コンクリート擁壁を確認しました。また、流し台若しくは水溜や風呂場と思われる遺構も見られました。(今回は、このうち境界石、壕口(3か所)、コンクリート壁、コンクリート擁壁と、流し台若しくは水溜や風呂場と思われる遺構についてご紹介します)
伊島防備衛所(その2:島中央部にある貯水池周辺の遺構①)
徳島県伊島にある伊島防備衛所を探索しました。遺構は伊島灯台周辺及び島中央部にある貯水池周辺で確認することができました。
島中央部にある貯水池周辺では、水槽、井戸、発電機室、油庫、境界標柱、壕口(3か所)、コンクリート製の擁壁などを確認しました。また、風呂場や流し台と思われる遺構も見られました。
今回のブログでは、このうち水槽、井戸、発電機室、油庫についてご紹介します。










